2023年7月30日日曜日

退職金にかかる所得税について

20年を超えて勤務して退職した場合の退職所得控除額の優遇(割増)が廃止になる予定だそうだ。
私は32年間勤め人をしたが、一回転職していて一社当たり20年を超えて勤務していないので割増の控除は受けていない。
まあ、こんな時代遅れの制度は無くなっていいのではないか。

iDeCoを満期で受け取る場合も一括で受け取る場合は退職金扱いになります。その際、iDeCoの掛け金を払っていた期間が勤務期間とみなされて、退職所得控除が適用されるのだが、iDeCoの掛け金を支払った期間と実際に勤め人として働いた期間が重なった場合、先に勤め人としての退職金を受け取った場合は、その後15年たたないと重複した期間はなかったものとされて、退職金を受け取ってからiDeCoを受け取るまでの期間しか勤続年数として扱われない。
私の場合は55歳で退職金を受け取り、63歳でiDeCoを一括で受け取る予定なので、iDeCoは8年×40万円が退職所得控除額となります。
逆に先にiDeCoを受け取った場合は、5年過ぎた後に退職金を受け取ると、重複期間もすべて勤務期間とみなされて、私の場合たぶん20年×40万円+5年×70万円が退職所得控除になります。

このような受け取る順番によって退職所得控除の額が変わるという不公平な税制こそ改正してほしいものです。