2017年8月10日木曜日

『新・観光立国論【実践編】世界一訪れたい日本のつくりかた』デービッド・アトキンソン著を読んだ

引越してきてから本を一冊も買っていなかったので、ヨドバシ.comから購入しました。
ヨドバシのクレジットカードで買うと10%のポイントがつきます。
地方都市なので、注文した翌々日に配達されます。まあ、仕方ないでしょう。

デービッド・アトキンソンさんの意見はわりと賛成できるので本を結構購入していて、これで3冊目となります。
逆に『ちきりん』さんの本は、「えっ、この話の流れで、こういう結論になるのおかしくない?」と思うのだが、5,6冊買ってしまっている。

話を、この本に戻すと、一言でいうと『日本の観光産業を振興するためには一泊10万円以上の5つ星ホテルを増やしなさい』というのがこの本の主題である。
まあ、納得はできるのだが、日本人には1泊10万円は払えないなと思った次第である。

著者のほかの著書『デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論』にもあるように日本人の所得が異常に低いからです。
安倍首相が会社経営者に賃金を上げるように要請していて、珍しくいいこと言うなと思っていたのだが、賃金は全然あがらない。
それと異常な円安ですね。

数年前に、ロンドンの地下鉄の初乗りが千円以上だとか騒がれましたが、これは円安のせいでしょう。

本書の中でアメリカが外国人観光客ひとりあたりの消費額が多いと書いてありましたが、これも納得。
数年前にアメリカの都市に個人手配で観光しましたが、ホテルはどこも一泊300ドル以上しました。結構値上がりしているうえに、円安のダブルパンチ。
ホノルルのホテルも昔は1泊1万円台で泊まれたが、今は安ホテルでも200ドルはするんじゃないかな。

翻って、今月、所用で東京に2泊するのですが、楽天トラベルで探して、一泊1万2千円のビジネスホテルを予約しました。
「だって日本人はお金ないもの。アトキンソンさん」