2017年6月16日金曜日

私のクレジットカード遍歴 その1

クレジットカード使用履歴は32年3か月

昨日の記事で元クレヲタと書きましたが、では、今はどうなんでしょう。クレヲタではないと思います。そもそも無職なのでこれ以上クレジットカードは作れませんしね。

私のクレジットカード使用履歴は32年3か月で、その間、返済を延滞したことはありません。
ちなみにキャッシングしたことは海外を含めてありません。
まあまあのクレヒスではないでしょうか。だけど、今は無職という自由の身なので関係ありませんけどね。

では、私のクレジットカード遍歴をご披露しましょう。ただし、全部ではありません。記憶に残っているものの中から、主要なものを選んでお話しいたします。

住友VISA (住友クレジットサービス 現 三井住友カード)

 最初のカードは1985年(昭和60年)新卒で入社した時に作成しました。会社に銀行員が来て銀行口座を作ったときに、ついでに勧誘された住友VISAカード。

勧誘されたときのセールストークは「コーヒー一杯の値段で作れるので、クレジットカードもおつくりになられたらいかがですか」でした。当時はスターバックスなどない時代(ドトールはあった)で、コーヒーは喫茶店で飲むものでした。値段は300円くらいが相場でした。
クレジットカードの年会費は250円でした。もっともバブルが直後にやってきて、あっというまに3倍の750円になったのを覚えています。

1985年当時は、クレジットカードは、デパートで高価な買い物をするときに使うというのが一般的な概念でした。あと海外旅行で使うものだというのもありましたね。
で、学生はクレジットカードなど持っていませんでした。丸井のカードはありましたが丸井でしか使えなかったと思います。
今でいうリクルート・スーツはデパートで買った覚えがあります。そのとき、店員さんは掛け払いでいいですよと言ってくれました。
クレジットカードが普及していなかったからです。
そのときは現金で払いました。掛け払いといっても、スーツが出来上がって取りに行くときに現金で全額払うという仕組みだったのだと思います。

当時はVISAブランドの発行権は日本では住友クレジットが独占していまして、逆にMasterは発行していませんでした。住友銀行の口座を作ったので、必然的に住友クレジットのVISA になりました。

ついでにと書いたのは銀行員は銀行口座を新入社員に作ってもらうのが使命だったからです。クレジットカードは関連会社がやっているものですからね。
1985年当時、新入社員でも銀行口座は1つくらいは持っていました。給与振込口座にはすでに持っている口座を指定して良いのです。そうでなければ労働基準法第24条に違反ですからね。

当時銀行は庶民から預金を集めて、それを企業に貸し付けて利潤を得るというまっとうな商売をやっていました。だから新入社員に銀行口座を作らせて預金を集めたかったんですね。
今は預金はいらない。庶民にカードローンで貸し付けたいようですけど。

銀行間の競争に勝ち抜き、新入社員(別に新入社員でなくてもいいんですが)に口座を作ってもらい囲い込むために銀行は、企業に社内CDを設置していました。
当時は銀行預金はキャッシュカードでおろせましたが、コンビニではおろせませんでした。また24時間営業でもなかったので、会社員は昼休みぐらいしか預金を下ろせなかったんですね。
社内CDを設置するスペースには限りがあるので、企業と付き合いの深い銀行しかCDを設置できなかったわけです。設置できた銀行は「社内CDが使えます」ということをアピールして新規口座を獲得していたのです。

財閥系の企業でしたら、その系列の銀行のCDしか設置しない時代でしたが、私の勤めていた会社は財閥系ではなかったので、三菱銀行のCDも設置されていた記憶があります。

余談ですが、当時は社内CDは地方などではオンラインではないものもあったようで、銀行のキャッシュカードには、磁気ストライプが2本ついていて、カードを逆に差し込むとカードローンを使用したことになりました。オンラインではないので、万が一残高不足になったときはカードローンを利用したことになる契約をしていたのです。

昔話をしていたら長くなったので、今回はこの辺で。 

1991年(平成3年)8月退会 加入期間6年